ちょっと良い話

佛立開導日扇聖人御教歌
「値難き御法にあひしうれしさを かたりなぐさむのりの友かな」

ご信者の友はなにものにもかえがたい。仲間を大事にしなくてはならないと教えられたお歌です。そこでちょっと良い話。

浅羽の岡本とみさんは、正晨寺きっての強信者。朝は4時頃起きて、お寺の弘通発展のためのお看経をしています。岡本きたさんも、師匠ゆずりの篤信で、朝の5時半には、とみさん宅のお助行に行くのが日課です。

ある日のこと、きたさんは珍しく寝坊をして6時に起床しました。そして、大慌てで身辺の整理をしていました。ところがとみさんにしてみれば、毎朝必ずくるきたさんが、今朝に限って見えないので、心配でたまりません。そこで、何回も電話をするのですが、間の悪いときは仕方がないものです。きたさんは耳が遠く、日頃は補聴器をしているのですが、その朝はバタバタしていて、その用意をしていなかったのです。これではベルが聞こえません。

そんな事とは知らないとみさんは、きたさんの身辺に何が起こったかた疑いました。そこで老いた体にムチ打って、きたさんの家にやってきました。そして、その無事を確かめたとき、目から大粒の涙がこぼれたということです。「信心て素晴らしいな」ときたさんがつぶやきました。

ところで、皆さんの部内のご信者は如何ですか。お会式以来会ってない方もあるのでは?
(前進 昭和63年11月号より)